今回は子連れ金沢旅行向けの、雨の日のおすすめコースをご紹介。
金沢は天気が悪いことが多いので、雨の日でもこどもと一緒に楽しめるポイントを盛り込みました。
魅力がたっぷりの金沢は、雨の日でも楽しめること間違いなし!
車がない場合はこちらを。
1日目
寿司処松の
ネタの大きさでInstagramなどで話題になったお店です。ここのお寿司を食べに遠方から金沢に足を運ぶ方も多い人気店。
金沢からは車で30分ほどです。お店のそばに、複数台停められる駐車場もあります。
回らないお寿司はカウンターで食べたいところですが、カウンター席は予約不可で開店前から並ぶことも多いので、お子様連れには少しハードルが高め。もしもカウンター狙いなら開店前から並ぶ方が無難です。席にこだわらないのなら、2階のお座敷は予約もできるので、小さなお子様連れにおすすめです。

お店の方もとても親切で、セットで頼んだのですが甲殻類アレルギーで一貫だけ変更してもらえるか聞いたところ、快く応じていただけました。
もちろん玉子やかっぱなどの単品もあるので、お子さんも一緒に食べられます。玉子も、こどもなら一貫でお腹いっぱいになってしまいそうな大きさです。

見た目だけでなく、味もしっかりおいしい本格的なお寿司屋さんです。
定休日:毎週火曜日・水曜日
営業時間:土日祝 10:30 ~ 平日 11:00 ~ 14:00 / 17:00 ~
※ネタがなくなり次第、営業終了です。
大野からくり記念館
松のから車で30分ほどのところ、金沢港のそばにあるのが「大野からくり記念館」です。
大野からくり記念館は1996年4月に開館した、からくりの博物館です。建物は、皇居にある吹上御所などを設計した、内井昭蔵の設計で、昔からのからくりの技術や、大野弁吉を中心としたからくりの世界などをパネルや実物資料で紹介しています。
電気がなくても動いているのが不思議な、面白いからくりがたくさんあって、思った以上に楽しめる場所でした。
からくり体験棟では木工作品のおもちゃが多く展示され、触って遊ぶことができます。組み木パズルは大人でも思わず熱中して、時間を忘れて遊んでしまいました。
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週水曜日(祝日の場合は翌日)、年末・年始12月29日~1月3日
料金:大人 600円 小中高校生 300円
駐車場:記念館前に約20台無料駐車可
ヤマト・糀パーク
からくり記念館から車で3分ほどで「ヤマト糀パーク」に着きます。
ヤマト糀パークは、ヤマト醤油味噌の本社内にある、発酵食文化を体験できる施設で、発酵の魅力を五感で楽しめる「発酵のテーマパーク」として、体験プログラムや食事、ショッピングが楽しめます。
糀蔵ガイド付きツアー(無料)があり、発酵の仕組みや糀の役割、金沢大野の発酵文化について学べます。平日は1日2回、祝祭日は3回開催されています。糀を使った手湯で、肌をすべすべにする糀手湯体験もできます。
みそぼーる作り体験(有料)では、自分だけの味噌玉を作り、持ち帰ることができます。料金は1,320円で、平日は1日1回、祝祭日は2回開催されています(3名以上は要予約)。
酵食美人食堂は糀や発酵食品をふんだんに使ったランチが楽しめる食堂です。お子様連れも歓迎です。
お腹が空いていないときや甘いものが食べたいときには、糀を活用したチーズケーキやスイーツを提供する専門店「こめトはな」へ。店舗限定の「こめはなチーズソフト」はチーズの風味がクセになるソフトクリームです。

ひしほ蔵(直売所)は油や味噌、甘酒などの発酵食品を試食・試飲しながら購入できる直売所です。様々な調味料が揃っているので、お土産にもおすすめです。個人的には「いしる」と「金沢白糀漬の素」が、原材料もシンプルで使い勝手がいいので気に入っています。白糀漬の素はお肉を漬けて調理すると柔らかく仕上がるので子どもも好きでよく食べます。
他にもおいしいものがたくさんあるので、ぜひじっくり楽しんでください。
基本情報
住所:石川県金沢市大野町4-イ170
営業時間:10:00~17:00(施設により異なる)
定休日:水曜・年末年始(施設により異なる)

発酵食の町「金沢大野」ヤマト糀パーク | 金沢・ヤマト醤油味噌
金沢港クルーズターミナル
金沢港クルーズターミナルは2020年にオープンした、まだ新しい施設です。
豪華客船が寄港するターミナルですが、船に乗らない人でも自由に入れる開放的な場所です。
運が良ければ、巨大なクルーズ船を見ることができます。想像以上に大きな客船は、見ているだけでテンションが上がります!
船のスケジュールは事前わかるので、公式サイトで寄港日をチェックしてみてください。
ターミナルの2階にある展望デッキは開放的な空間になっていて、海と空が目の前に広がります。
晴れた日には水平線まではっきりとみることができ、とてもきれいです。夜は金沢港周辺がライトアップされるので、夜景が見られます。デッキには無料で入る事ができ、21時まで利用可能です。
金沢港の歴史や、クルーズ船のことがわかるミニ展示エリアもあります。「まなび体験ルーム」には操船シミュレーターがあり、年中の長男も楽しんで遊んでいました。
その他にもターミナル内には「海の食堂 BAY ARCE ベイ アルセ」というレストランがあり、海を眺めながら食事をしたり、スイーツやコーヒーで一息つくこともできます。
駐車場:無料
開館時間:金沢港クルーズターミナル 9:00~21:00(金沢港まなび体験ルーム 9:00~17:00)
休館日:12月29日~1月3日
入館料:無料
レストラン:10:00~21:00(月曜は定休日)
2日目
2日目は金沢の文化や芸術、そして食文化にふれてみましょう。
石川県立図書館
2022年に開館した新しい図書館で、24年度の来館者数は前年度比16%増の119万人。都道府県立図書館として2年連続で日本一になりました。
車があるならぜひ行ってみてもらいたいのが石川県立図書館、通称「ビブリオバウム」です。

こどもエリアには階段やネット、ゆらゆら揺れるイスや隠れ家のような場所がたくさんあり、こどもたちが好きなところで読書ができるように工夫されています。走ったり、大声で叫んだりはできませんが、適度に体を動かすことができるので、じっとしているのが苦手なお子さんでも楽しめます。
開放的で美しい建物で、館内を散策するだけでも楽しめますし、もちろん、あちこちにあるソファでそっと本を開いてみるのも楽しいです。併設されているおしゃれなカフェもあります。
お弁当やおやつを食べることができる「おしょくじスペース」もあり、持ち込んで食事ができます。側には子ども用トイレ、授乳室、おむつ替えスペースも完備されているので、小さな子連れでも安心です。
我が家のこどもたちのお気に入りは「ブックリウム」と「ものづくり体験スペース」。どちらも図書館の設備とは思えない、わくわくする場所です。
火 ~ 金 閲覧エリア 9:00-19:00 文化交流エリア 9:00-21:00
土・日・祝 閲覧エリア/文化交流エリア 9:00-18:00
休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日) 年末年始、特別整理期間
石川県立図書館について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
21世紀美術館
石川県立図書館から21世紀美術館までは、車で10分ほどです。
じっくり見るだけの美術館は、こども(特に小さいお子さん)には少しハードルが高いですよね。21世紀美術館は体験型アートが豊富で、五感を使ってアートを感じることができるのが特徴です。子どもも楽しめる展示も多く、みんなで楽しむことができ、美術館がつまらないなんて言わせません。

21世紀美術館ではキッズスタジオがあり、ワークショップや体験型イベントが定期的に開催されているので、参加してみるのもおすすめです。
また、小さな子連れでも安心してゆっくりと美術鑑賞ができるよう、キッズスタジオ横に3ヶ月以上〜未就学児が対象の託児室(有料)があり、美術館周辺での観光やショッピングに出かける際にも利用できます。美術館を大人だけでゆっくり観たいときなどに、ぜひ利用してください。
託児を利用の際は事前予約が必要で、保護者の身分証明書や着替え、おむつなどの持ち物が必要で、年齢や時間帯によっても変わります。1名1時間あたり500円から利用できます。
21世紀美術館は2027年5月〜2028年3月頃、能登半島地震による被災箇所の修復に加え、経年劣化した設備などの大規模な修繕工事を実施するため長期休館予定です。
今のうちに、ぜひ足を運んでみてください!こちらの記事でも詳しく書いているので、ぜひのぞいてください。
近江町市場
近江町市場は約300年以上の歴史を持っています。観光地でもあるけれど、ちゃんと地元の人も日常的に買い物している、本物(?)の市場です。
一番の魅力は海鮮のおいしさです。金沢は日本海に面してるので、魚がとにかく美味しい!
カニ、ノドグロ、甘エビ、ウニ、イカなどなど、海の幸がずらりと並びます。その場でさばいてくれる店や、海鮮丼やお寿司を食べられるお店もたくさんあります。
海鮮だけかというと、そんなことはありません。野菜、果物、漬物、お惣菜、お菓子、お土産、なんでも揃っていて、試食もたくさんあります。歩きながらちょこちょこ食べるのも楽しいです。
お店の人たちがフレンドリーで、品物を見ていると話しかけてくれることも多いので「ただの買い物」ではなく、「人とのふれあい」も楽しめます。
観光地としても人気ですが、決して「観光客向けだけ」ではないのが近江町。活気があって、昔ながらの雰囲気も残っているので、なかなか味わえない市場散歩ができます。食べ歩きグルメもたくさんあります。
おいしい海鮮を食べたい人や金沢らしい雰囲気を味わいたい人、市場ならではの活気や人の温かさを感じたい人や「食べるのが好きな人」なら、絶対楽しめる場所です。
気軽にのぞいて、気の向くままに歩いて、気になるものを食べて、金沢の魅力を全身で味わうことができますよ。

おわりに
雨の日が多い金沢だからこそ、天気が悪くても楽しめるスポットがたくさんあります。
旅行の際にはぜひ参考にしてくださいね。
