今回は小さな子連れで金沢旅行をお考えの方に向けた、旅行コースのご提案です!
金沢は小さい範囲に観光地がかたまっているので、車がなくても楽しめます。この記事ではバスなどで移動できる場所を中心にご紹介します。北陸は天気が悪いことが多いので、雨でもこどもと一緒に楽しめるポイントを盛り込みました。
ぜひ参考にしてくださいね。
1日目
手荷物配送・手荷物
宿への当日手荷物配送(手ぶら観光)を申し込む。
お子さん連れで荷物の持ち運びは大変なので、駅で預けてしまいましょう。
金沢駅構内の金沢駅観光案内所で申し込める宿への当日手荷物配送(手ぶら観光)は宿泊場所まで運んでくれるサービスです。(配達地域により700円〜1200円)

子ども連れだと旅行の荷物が多くなりがち。こちらのサービスは、配送を申し込むと、観光している間に荷物を宿まで運んでくれるのでおすすめです。
送れる範囲も金沢市内(700円)から福井県あわら市(1200円)と広いです。
金沢駅の観光案内所では、手荷物配送サービスの申し込みの他に、旅行商品の販売(バス1日フリー乗車券、グルメチケット金沢美味、文化の森おでかけパスなど)や、傘・長靴・車椅子の無料レンタルも行っています。
駅にはもちろんコインロッカーや手荷物預かり所もあります。配送サービスと比較して、使いやすい方を選んでください。
手荷物預かり所は新幹線の改札口を出て左手にある在来線の改札口との間の通路にあり、1つ300円で預けられます。
コインロッカーは多数あり、400円〜600円です。
鼓門で記念撮影
金沢駅と言えばここ、鼓門が有名です。
人が少ない時間にぜひ記念撮影をしてくださいね。

昼食は石川県民のソウルフード「8番ラーメン」
早くたくさん観光したいので、サクッと食べられるご当地グルメ「8番ラーメン」へ!
8番は金沢市内に19店舗、県内には49店舗。
駅構内「金沢百番街 あんと」の中にもあります。行きやすく、テーブル席もあるので、お子様連れでも入りやすいです。
ポピュラーなのは野菜ラーメンで、旅先で不足しがちな野菜をたっぷり補給できます。季節ごとのメニューもあり、そちらもおすすめ。
キッズメニューがあるので、こどももおいしく食べられます。

金沢21世紀美術館
金沢駅から21世紀美術館までは、バスで20分ほどです。
じっくり見るだけの美術館は、こどもには少しハードルが高いですが、21世紀美術館は体験型アートが豊富で、五感を使ってアートを感じることができるのが特徴です。

子どもも楽しめる展示も多く、みんなで楽しむことができます。
また、21世紀美術館ではキッズスタジオがあり、ワークショップや体験型イベントが定期的に開催されているので、参加してみるのもおすすめです。
小さな子連れでも安心してゆっくりと美術鑑賞ができるよう、キッズスタジオ横に3ヶ月以上〜未就学児が対象の託児室(有料)があります。美術館周辺での観光やショッピングにお出かけの際も利用できます。美術館を大人だけでゆっくり観たいときなどは、ぜひ利用してください。
利用の際は事前予約が必要で、保護者の身分証明書や着替え、おむつなどの持ち物が必要で、年齢や時間帯によっても変わりますが、1名1時間あたり500円から原則予約制で利用できます。
21世紀美術館は2027年5月〜2028年3月頃、能登半島地震による被災箇所の修復に加え、経年劣化した設備などの大規模な修繕工事を実施するため長期休館予定です。
今のうちに、ぜひ足を運んでみてください!こちらの記事でも詳しく書いているので、ご覧くださいね。
夕食におすすめ!「寿司くいねぇ」
金沢と言えば美味しいお寿司!今回お勧めするのは「寿司くいねぇ」です。21世紀美術館からタクシーで10分ほどで着きます。
小上がり席やテーブル席がたくさんあり、タッチパネルで注文する方式で、お寿司は新幹線かがやきに乗ってやってくるので、子どもも大喜び。
生け簀から上げたての鮮魚や近隣の港から上がった魚が多く、金沢のおいしいお寿司を楽しめます。

予約はできないので、週末に行く場合は食事の時間を少しずらしていくのがおすすめです。
2日目
兼六園
金沢城公園・兼六園では、早朝開園(無料)を行っています。晴れている日はもちろん、雨の兼六園も風情があり、朝食前のお散歩におすすめです。
足元は砂利が多いので、小さいお子さんと行くときにはベビーカーより抱っこひもをお勧めします。
早朝開園の開園時間
- 3月1日~3月31日 5:00~(6:45)
- 4月1日~8月31日 4:00~(6:45)
- 9月1日~10月15日 5:00~(6:45)
- 10月16日~10月31日 5:00~(7:45)
- 11月1日~2月末日 6:00~(7:45)

和菓子「落雁(らくがん)」作りを体験
石川県金沢市にある1625年創業の老舗和菓子店、森八(もりはち)は、金沢を代表する和菓子店の一つです。本店では落雁の作りが体験でき、こどもから大人まで楽しめます。
落雁は米や豆、蕎麦、栗などから作った澱粉質の粉に水飴や砂糖を混ぜて着色し、型に押して固めて乾燥させた“打ちもの”と呼ばれる「干菓子」で、和菓子の代表格として有名です。
口の中でほろりと崩れる軽い口当たりが特徴で、食べると砂糖の優しい甘みが広がります。乾燥したお菓子なので日持ちがして保存しやすいことも特徴です。
作る際には全4型から好きな木型を選べます。小さい子でも体験できるところも嬉しいですね。
金沢ではこの他にも、上生菓子などの和菓子作り体験や九谷焼の絵付け体験、金箔貼り体験など、様々な体験ができます。
近江町市場でランチ&お土産探し
近江町市場は約300年の歴史を持つ市場で、金沢の台所とも呼ばれています。新鮮な海の幸や加賀野菜、地元の特産品が並ぶ人気のスポットです。
新鮮なカニ、ウニ、甘エビなどを贅沢に使った海鮮丼が楽しめるお店がたくさんあり、焼き牡蠣やお刺身、フルーツなど、手軽に楽しめる食べ歩きグルメも豊富です。
加賀野菜、金沢の郷土料理、珍しい調味料などの地元の特産品がたくさん揃っているので、お土産探しにもピッタリです。
地元の人と観光客でにぎわい、市場ならではの活気を体験できます。
近江町市場館3階には「ちびっこ広場」という室内あそび場があります。明るく、開放的なスペースで、大型遊具から絵本まで、子どもたちの興味をひくおもちゃがいっぱい。キッチンスタジオや食育情報コーナーもあります。
また、6か月以上の就学前児童対象の子どもの一時預かり(有料・要予約)サービスがあるので、利用してゆっくりお買い物もできます。
金沢駅
金沢駅の中にもお土産を買えるところがたくさんあります。
中でも「あんと」には和菓子や洋菓子、工芸品や地酒、生鮮食品まで幅広いお土産があります。渡す相手によっていろいろと選べ、見ているだけでも楽しいです。
おすすめはフレンチレストラン「FIL D’OR(フィルドール)」のプロデュースによって生まれたクラフトチョコレートブランド「FILFIL」のチョコレート。シンプルなタブレットから、意外なフレーバーまで、種類があって迷ってしまいます。
和菓子もたくさんありますが、小松市「松葉屋」の栗蒸し羊羹おすすめ。どこを切っても栗が出てくる、ぜいたくな羊羹です。
お土産もまだまだたくさんあるので、ぜひお気に入りを見つけてください。
JR金沢駅の「あんと」内には「金沢駅こどもらんど」という無料の室内遊び場があります。観光や買い物の際の授乳、おむつ替えスペースとしても利用でき、電車までの時間があるときや、お土産選びに飽きてしまったときなどに使ってみてください。
おわりに
金沢は降水日数が多く、年間160日ほどが雨の日です。2日に1日は雨なので、旅行が連日雨ということも珍しくありません。
もちろん、晴れの日の金沢も魅力的ですが、雨の日でも楽しめるポイントがいっぱいです!お子さんも一緒に、ぜひ楽しいご旅行を!