離婚したとき、上2人は幼稚園、末っ子は未満児。
離婚をするときに1番考えたのはこどもたちのことでした。
離婚した時点ですでに長い間別居中だったので、父親の不在は当たり前になっていたこどもたちですが、そのことも含めて申し訳ない気持ちはありました。
今回は離婚に伴いこどもたちについて考えていたことを中心に、書いていきたいと思います。
金銭面での不安
金銭面が足かせになって、離婚を思いとどまる人も多いそうですが、実際生活していく上で金銭面での不安はありました。
いろいろな試算がありますが、ある調査ではこどもを大学まで通わせると、一人にかかる養育費と教育費の合計は2700万円ほどと言われています。
もちろん住んでいる場所や通わせる学校などによっても大きく変わりますが、我が家には3人こどもがいるので、単純に3倍で8100万円。
それを一人で支えていけるのかというのはかなり不安でした。(今も不安です)
3人が小さいうちはフルタイムでは働けないのではないか、こどもたちのやりたいことをたくさん我慢させてしまうのではないかなど、様々な不安があったので、できるだけ不安がなくなるように公的支援について詳しく調べました。
調べた支援についてはまた後日詳しく書きたいと思います。
また、3人以上のこどもがいる多子世帯について、大学授業料が無償化になる「大学等修学支援法改正案」が閣議決定されたことも大きかったです。
我が家は長男長女が年子なので、順調にいけばかなり大きい額の支援を受けられるため、この制度にはかなり背中を押してもらいました。
元夫に養育費を払う約束はしっかりとしてもらい、私自身もできる限り働いて、こどもたちに不自由をさせないよう頑張ろうと決意しました。
父親の不在・愛情不足
父親の不在が、こどもにどんな影響を与えるのかも不安要素でした。
実際にこどもが大きくなってみないと一概には言えないですが、両親が揃っているに越したことはないのは事実です。
私自身、どちらかの親と喧嘩をしたときに、もう一方になだめられたり、話を聞いてもらったりということがありました。
私しかいない状況だと、こどもたちの逃げ場がなくなってしまうのではないか、育てていくにあたって考えが偏ってしまわないかなど、心配なことはたくさんありました。
しかし、別居して家を出たあと、5歳の長男がふと「前のお家のことで覚えてるのは、お母さんとお父さんが喧嘩してたこと」と言ったことがありました。
前の家に住んでいた当時、長男は3歳だったのですが、そんな小さい子に悲しい記憶を与えてしまったことを後悔しました。
こどもの前では言い合わないようにと気を付けていましたが、恐らくふとしたときに言い合いになったのを聞いていたのでしょう。
精神的虐待、という言葉が頭をよぎりました。
そこときに、別居したことはこどもにとってもマイナスの面だけではなかったと感じました。
こどもに父という存在は必要と周りにも度々言われるので、父親との関係をなくしてしまわないように、面会交流などはしっかりと行わなければと思います。
また、こどもたちが大きくなったときに、もしも父親と生活したいと言い出したら、そのときはこどもの意思を尊重しようとも思っています。
一緒に生活していなくても、自分のことを考えてくれる父親という存在がいるんだと知っていてもらうことは、こどもにとっても大切なはず。
こどもたちが自分の意思で連絡をとることができるようになるまでは、嫌がらずにこどもと元夫つなぐ役割をしたいと思っています。
離婚という選択と、こども
別居、離婚という選択をすることは、私にとっては正解だったとしても、こどもにとっては迷惑でしかないと思います。
私にとっては顔も見たくない相手も、こどもにとっては父親です。
それを大人の都合で奪ってしまうことは、本来ならあってはいけないことです。
しかし、一緒にいることで私自身が不調になってしまい、これから何十年も共に過ごすことは無理だと思ってしまいました。
こどもを道連れにしてしまったことについては、これからもずっと、申し訳ないという気持ちを忘れてはいけないと思っています。
こどもたちがどんなふうに今回のことを受け止めているのか、将来にどんな影響を与えるのかはわかりません。けれど、私自身が離婚という決断をしたことを後悔しないように、こどもたちにもしっかりと向き合っていきます。
次回は離婚前に考えていたお金のことについて、書いてみたいと思います。
よろしければお付き合いください。
