長男が水疱瘡になりました。
予防接種も2回しっかり受けていたのに…!
今回はそのときの話を書きたいと思います。
感染源
長男が発症する2週間前(正確には16日前)に、こどもたちのひいおばあちゃんが帯状疱疹になりました。
その日ちょうど遊びにいって、ひいおばあちゃんともしっかりと接してしまっていました。
後から知ったことですが、帯状疱疹と水疱瘡は同じウイルスらしく。
ここが感染源ではないかと思っています。
帯状疱疹からうつるの?
帯状疱疹ってうつらないって聞いたことある気がしてたのですが…。
調べてみると「帯状疱疹そのものは、人から人にうつりません」が、「水ぼうそうにかかったことがない人にうつると、「水ぼうそう」として発症します。」とのこと。
つまり、「帯状疱疹の人」→「水ぼうそうにかかったことがない人」には感染のリスクがあるということです。
完璧に油断していました。
潜伏期間と感染力
水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)は非常に強い感染力を持つそうです。
- 水痘の場合:
- 空気感染・飛沫感染・接触感染のすべてが起こり得る。
- 同じ部屋にいるだけでうつることもある。
- 発疹が出る1〜2日前から、全ての発疹がかさぶたになるまで感染力がある。
- 帯状疱疹の場合:
- 感染力は水ぼうそうほど強くない。
- 水疱に直接触れると感染の可能性あり(その場合は「水ぼうそう」として発症)。潜伏期間(感染から発症までの期間)通常10~21日間多くは14日ほど(約2週間)で発症。
ということなので、免疫がない場合は近くに水痘が出た場合はかなり危険です。
実際の症状と写真
初期症状
ある日幼稚園から帰った長男が、背中が痒いというので見てみると、赤いぷつぷつが4、5個できていました。
赤みが強かったので、ひどい虫刺されかな?と思いムヒをつけて習い事(ピアノ)に行きました。
レッスンの帰りに手を繋いだら、なんだか手が熱い気が。
家に帰って計ると38.0℃。
はっと気付いて背中を見ると、ポツポツが増えている気がして、小児科に電話をしてから向かいました。
発熱専用のお部屋に案内され、そこでチラッと背中を見た看護師さんが、別室の方が良さそうだね〜と、更に隔離できるお部屋に案内してくれ、これはきっとそういう系だな〜と覚悟を決めました。
診断はやはり「水痘」いわゆる水疱瘡のことです。
その日は熱もあったので、とりあえずお薬を飲んで塗り薬をつけて就寝。
翌朝には熱は下がっていました。
ちなみにお薬は飲み薬と、フエナゾール軟膏という塗り薬が出されました。
熱が高い場合は解熱剤も飲んでくださいと言われましたが、今回はそこまで上がらなかったので服用しませんでした。
症状は発熱・発疹・痒み・喉の痛み
発症日に38.5℃発熱・発疹があり、徐々に痒みが出てきました。
喉の方にも発疹が出たためと思われる、喉の痛みも訴えていました。
発疹の様子

こちらは発症した翌日の朝。
赤いポツポツが、たくさん出ているのがわかります。このポツポツ、全部ではないのですが痒いらしいのです。

こちらが発症した翌々日。
だいぶ新しいブツブツが減って、前にできていた発疹も枯れてきています。
まだ痒みは少しあるようで、痒くなると塗り薬を塗りました。

発症して3日目の朝。
大きなもの以外は、発疹一つ一つの赤みもなくなってきて、かなりよくなった気がします。
大きなものも、ほとんどがかさぶたになりかけています。
かゆみも少なくなったようで、薬を塗ってと言ってくることもなくなりました。
登園はいつから
病院では全ての発疹がかさぶたになったら登園OKと言われたので、土日をはさんで発症から6日後から登園しました。
兄弟にはうつる?
強い感染力を持つ水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)なので、一緒に暮らしていて、かつ抗体がない場合はほとんどの場合が家族にも感染するということです。
が、今回は2週間経っても誰も発症しなかったので、全員抗体ができていたということだと思います。
兄弟の登園
兄弟が学校や園に行っている場合は、本人が感染していない限りお休みしなければならないということはありませんでした。
ただ、ポツポツを2つ、妹の先生が見つけたので一応受診してくださいと言われました。
結果はただの虫刺されだったのですが、誰かにうつしていないかヒヤヒヤしていました。
結果的に、3週間後も特に水痘の発症がなかったので、親子ともほっとしました。
一緒に過ごすとほぼうつるらしいので、園の周りのみんなは免疫があったのだと思います。
長男の発症がかなりレアだったということですね。
おわりに
今回、予防接種をしっかり2回受けても水疱瘡にかかったという話をチラホラと聞きました。
しかも、予防接種2回受けたにも関わらず、水疱瘡に2回かかったという人も•••!
抗体のできやすさは人によるのだと思うので、予防接種も絶対ではないのだということがよくわかりました。
しかし、受けていない場合よりも軽く済むことは確かだと思います。実際、長男も発疹の数もそこまで多くなく、熱もすぐに引きました。
また、妹二人は一緒に過ごしていても罹らなかったので、交代ができているのだと思います。連鎖しなくてよかったと心から思います。
周りで水痘や帯状疱疹が出た場合は、2週間後を目安に、しっかりと様子を見てあげてください。
