3歳の頃の子どもは2歳のイヤイヤ期を引きずっていたり、次のなぜなぜ期に入っていたりしている上に、活動の幅も広がって、目も手も離せません。
お母さんが少し一息つこうものなら、見て見てと呼ばれて大変。少し一人で遊んでくれないかなと思うことも多いはず。
テレビを見せるのは罪悪感があるし、見せたら今度は切り上げるのが大変。
そんなときに助けてくれる3歳児が夢中になってくれるおもちゃを、今回ご紹介します。
夢中になれるおもちゃ10選
3歳児は身体的・認知的・社会的な成長が著しい時期で、遊びの内容や興味にも変化が見られ、単純な動作中心の遊びから、「ごっこ遊び」へと発展します。また、手先を使った細かい作業にも興味がわいてくる時期です。その意欲をうまく使ったおもちゃをご紹介します。
おままごと
ごっこ遊びの定番です。今までもおままごとは好きでしたが、創意工夫で遊びの幅が広がってきます。容器にお弁当を詰めてピクニックをしたり、相手を決めて食べる人が好きな料理を作ったりするようになります。
調理器具も使いこなすことができるようになるので、キッチンはもちろん炊飯器やオーブンなどの調理家電も使いこなせます。次は○○作って~と声をかけるだけで、一人で遊んでくれますよ。
ブロック
指先の力や器用さが発達するため、細かな作業が含まれる遊びが楽しめるようになります。
ブロック遊びではより複雑な形を作ったり、構造物を組み立てたりでき、平面的だった作品も立体的になってきます。手先を使う遊びは集中力を高めてくれるので、一人遊びにもぴったりです。
レゴデュプロの機関車シリーズや町シリーズは、ごっこ遊びも楽しめるためおすすめです。
ぬりえ
自分な好きな色を選ぶ創造性、はみ出さないように気を付けて塗るため、手と目の協調性などが養えます。
じっくり取り組めるので、一人遊びにもってこいです。好きなキャラクターのぬりえは、特に食いつきもいいです。
クレヨンの他に色鉛筆も上手に使えるようになってきます。くもんの三角の色鉛筆は持ち方も学べて、発色もよいのでおすすめです。コンパクトなのでお出かけに持って行くのにもちょうどよいです。

様々なぬりえをダウンロードできるので、手軽に印刷できます。こちらの記事でもキャラクターぬりえを紹介しています。
マグネットブロック
マグネットブロックは力が要らずつなげたり積み上げたりできるので、もっと小さい頃から楽しめるのですが、3歳ごろになると自分でイメージを膨らませて「〇〇に見える!」「〇〇を作ろう!」と意欲的に取り組めるようになります。
長くつなげて遊ぶだけでも楽しいですが、色を分けたり立体的な形を作ったりと長く遊べます。図形についても感覚的にわかるようになりますよ。

レジスター
数字を覚えるこの時期にぴったりのおもちゃです。お買い物ごっこをするときにも大活躍です。うちの長女はひたすらバーコードを読みとってスマホ決済をして遊んでくれました。
アンパンマンレジスターには簡単な計算問題もついていて、数字好きのお子さんにぴったりです。

お絵描き
指先の力もついてきて、しっかりとペンを握れるようになります。顔や動物、線路や道路などを一人でも楽しんで描けるようになります。
目を離した隙に描かれたくないところまでいたずら書きををされてしまうのが心配なときは、水で描ける「スイスイおえかき」や、磁力で描く「らくがき教室」、電子メモパッドなどを使ってみてください。



うちでは意外と100均の小さいお絵描きボードが人気で、ちょっと遊んでいてほしいときには一人一つ持たせています!
プラレール・トミカ
プラレールとトミカは特に男の子が夢中になれるおもちゃ。両方を合体させて遊ぶことができるようになっているものも多く、飽きずに遊べます。
プラレールのコースも自分で作れるようになってきますが、まだ思った通りに作るのは難しいので、初めは一緒に作ってあげるとスムーズに一人で遊んでくれますよ。
男の子のおもちゃのイメージが強いですが、女の子でもハマる子はハマります!

パズル
認知能力が高まってくるのでパズルも楽しめます。様々な種類があるので、好きなキャラクターや絵柄で選んでください。
おすすめはくもんのパズルです。レベルごとにピースの数が増えていくので、ちょうどよい難易度を選べます。難しすぎるものは「手伝って~」となりがちなので、自分でスラスラできるものが一人遊びには向いています。
タイムを計って何度も取り組むことで、やる気も集中力も、さらに高まります。

粘土
粘土遊びも手先をたくさん使う、集中できる遊びです。いろいろな形を作ったり、色を混ぜてどんな色になるかを試したりすることで、脳の発達にもつながります。
100円ショップでも小麦粉粘土や紙粘土、粘土板、粘土用のへらなどを多く取り揃えているので、手軽にできるのも魅力ですね。
こちらのお米の粘土は米粉、塩分、水でできています。万が一口に入れてしまっても安心なので、一人遊びにも向いていますよ。

お世話人形セット
小さい子のお世話に目覚めて、人形やぬいぐるみを可愛がる時期です。
普段お家の方に自分がしてもらっていることをお人形相手にしてあげることで、保育園や幼稚園、お家やお友達の家などでも年下の子に優しく接してあげる素地ができます。また、ストーリーの中に入り込むことによって、想像力が高まります。

一人遊びを長続きさせるコツ
環境を整える
遊びに集中できるように、静かで安全なスペースを確保しましょう。遊びに必要なものを手の届く範囲に置き、途中で探し回らなくていいようにすることで、遊びに没入できます。
集中しているときは話しかけない
楽しそうに遊んでいると、ついつい「何してるの?」と話しかけたくなってしまいますが、不必要に声をかけると集中が途切れてしまいます。子どもが遊びに集中しているときは、無理に中断させず、自然に終わるのを待つことが大切です。
代わりに、子どもの方から話しかけてきたときにはしっかりと顔を見て応えてあげることで、一人でも安心して遊び続けることができるようになります。
遊びを無理に制限しない
子どものペースを尊重し、「こうしなさい」と指示しすぎないことが大切です。自由に試行錯誤する時間を与えることで、自発的に遊び続けることができます。使ってはいけないものや触ってほしくないものなどは、あらかじめ見えないところに置いておくことでトラブルを避け楽しく遊び続けることができます。
終わりに
おもちゃにはたくさん種類があるので、どのおもちゃが気に入るかを見極めるのは難しいところ。置く場所もそんなにとれないし、お金もそこまでかけられない。
そんなときはおもちゃのサブスクを選んでみてはどうでしょう。おもちゃのサブスクでは専門のコーディネーターが子どもの年齢や発達に合ったおもちゃを選んでくれ、定期的に交換されるため、飽きずに楽しめます。
気に入ったおもちゃは格安で購入できることも多いので、お試し感覚で使ってみるのもよいと思います。
こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
子どもとの時間はもちろん大切ですが、お母さんがほっとできる時間も大切です。
適度に力を抜けるように、おもちゃに頼ってみてください。
