ワンオペがキツイなと思う瞬間はたくさんありますが、朝の用意はその中でも特にハード。
自分の準備もしつつ、こどもの用意も時間に間に合うように済ませなければいけません。
今回はワンオペで朝を乗り切るための工夫や、便利グッズなどを紹介します。
朝はルーティン化してスムーズに
毎朝のことなので、次に何をしようかと考えるよりも、全てをルーティン化してしまった方がスムーズです。
もちろん、子どもとの生活は予定通りには行きません。毎日イレギュラーなことばかりですが、それ故に、一応の予定があった方が自分もこどももスムーズに動くことができます。
自分やこどもの動きやすいリズムや順番を見つけましょう。
起床
お子さんは朝が強い方ですか?それともなかなか起きられないタイプでしょうか。
朝の始まりがすんなり行くかどうかは、特にワンオペ時は超重要です。
我が家のこどもたちは3人とも早起きさんタイプで、私よりも早く起きて「お腹すいた〜」と起こしに来るので、あまり起こすのが大変ということはありません。
けれど、長女はたまに夜中に目が覚めてしまうことがあり、そういう日は朝もなかなか起きられません。起きても最高に機嫌が悪いので、睡眠の質や量は、起床に深く関係があるのではと感じています。
体質として、低血圧のお子さんは起きるのが苦手なこともあるので一概には言えませんが、すんなり起きてもらうためにはまず早寝。そして直前までテレビを見ないことや、寝室の環境を整えることで、睡眠の質を上げることが大切です。
それでもなかなか起きられない場合は、起立性調節障害などの病気が隠れていることもあるため、受診が必要な場合もあります。
朝の始まりがスムーズになるように、まずはすんなり起床できるように工夫してみましょう。
こどもの好きなキャラクターの目覚まし時計もおすすめです。
着替え・用意
起きたらまず着替え派ですか?最初にごはん派ですか?
我が家では、こどもたちは 着替え→ごはん の順です。
理由は2つ。1つ目は、着替えをしている間に私が朝ごはんを用意したいから。2つ目は、ごはんは最悪食べ切らなくても登園・登校できますが、着替えはしなければいけないからです。(保育園では着替えられていなくても許されることもありますが)
着替えは2歳頃から、できるだけ自分でできるように練習しています。最初はズボンや靴下を履くことから始めて、徐々にボタンを止めたり、脱いだパジャマを畳んだりできるようになります。
一緒に練習するのは親が着替えさせるよりも時間がかかるので、時間に余裕があるときやお休みの日にして、急いでいるときはさりげなく手伝いつつ着替えさせています。
着替えができたらパジャマを畳み、園の用意を自分でします。給食のナフキンやカトラリーの準備をしたり、スモックをカバンにしまったりも、徐々にできるようになります。
ただし、いつもうまくいくわけではありません。
こどもにも気分があるので、できない日ややりたくない日は、「これは手伝うからこっちはやってね」など、寄り添いつつ対応するのが後々一番スムーズです。
自分に余裕がないとイライラしてしまいがちですが、怒ったところで何も良い方向にいかないことを念頭に置きましょう。
と言いつつ私も人間なので、怒ってしまうこともしばしば。けれど、「今怒ってもいいことはないぞ〜」というのが頭にあるのとないのでは違うと思うので、意識だけでもしておくと良いかなと思っています。
朝に用意をするのが無理だなと言う場合には、園や学校の準備は寝る前の方が余裕をもってできます。
いろいろ試してみて、自分たちに一番合った方法を見つけてください。
ちなみに長女は可愛い給食セットがあれば自分で頑張れることが多いです。こどもが自分からやりたいと思うような工夫をしてみましょう。
朝ごはん
何食べさせよう…と考える時間すらもったいないのがワンオペの朝!
朝ごはんも、固定メニューにするか、決まったメニューをいくつか用意して回していくのがおすすめです。
その方が作る側だけでなく、こどもも「あれがいい」「これがいい」などということがなくなり、スムーズに食べることができます。
ちなみに我が家の平日のメニューは、
・ごはん(それぞれ、好きなふりかけを選んでかける)
・温野菜(ブロッコリー、にんじんなど。3日分くらいまとめて作って、冷蔵庫から出すだけ)
・魚or肉or卵(冷凍サバか鮭、ミートボールかナゲット、スクランブルエッグか卵焼き。夕食メニューと被らないようにローテーションで回す。)
あとは、前日の残りものや作り置きがあれば出すことも。



とりあえず朝は何かお腹に入れてくれたらOKだと思っています。
ご飯を炊き忘れたときはしらすチーズ食パンやホットサンド、フレンチトーストか、ご飯の代わりにオートミールなどです。


休みの日はリクエストを聞いて、米粉ホットケーキや米粉チーズ蒸しパン、オートミール蒸しパンが多いです。
平日はとにかく、時間をかけずに用意できて、こどもが一人で食べてくれるものを出すのがおすすめです。
本当はあまり良くないですが、女の子二人は、ご飯を食べている間に髪の毛をさっと結んでしまいます。髪型の注文も、できる限り聞いています。(その方が機嫌良く行ってくれるので。こどもの機嫌がいいのが、1番の時短になります!)
洗顔・歯磨き
ごはんの後は間髪入れずに洗顔歯磨きです。顔を洗って、歯磨きをします。我が家は、朝は仕上げ磨きをしていません。
ポケモンの歯磨きアプリ「ポケモンスマイル」を使うことで、ポケモンゲットのためにいちいち言わなくても、進んで磨いてくれるようになりました。
他にも「かわ竜」「はみがき勇者」「歯の妖精プリンセスの大冒険」など、歯磨きのアプリはたくさんあるので、お子さんが興味を持ちそうなものを選んで使ってみても良いと思います。
ちなみに、自分の用意はこどもがご飯を食べ、歯磨きをしている間に超特急で済ませます。
できるだけ洗い物まで終えて家を出られるように頑張っています。
登園・登校 行き渋り
園や学校に行きたくない・・・
大人にも仕事に行きたくないときがあるように、こどもも家でゆっくりしたいときがあるみたいです。
朝のこの忙しい時間に言われても!!と思いますが、重要なのは急がば回れの精神です。
どうしたの?と話を聞いたり、ぎゅーっとしたり、効果のあるなしは別として、ちゃんとあなたのことを気にかけているよという姿勢を見せるのが良いとのこと。
我が家は長女の行き渋りが多く、「家で甘えたりないのかな」「もっと愛情をかけてあげなければいけないのかな」と悩んだこともありました。けれど、先生には「園では楽しく過ごしていますよ。よく頑張っています。園で頑張れるのはお家でいっぱい愛情をもらっているからなので、大丈夫ですよ。」と言われました。
行きしぶりは、もちろん何かのサインではありますが、こどもの性格も大きく関係しています。(同じように接していても、登園登校への姿勢は兄弟で全然違います!)なので、あまり気負わずに、そういう時期もあるよね、くらいの気持ちで構えていてもいいのかなと思います。
何か決定的な理由(お友達に意地悪されたり、先生と合わなかったりなど)があれば、しっかりと話を聞いて対処していかなければいけませんが、なんとなく行きたくない、というときは見守るしかないことも多いです。
どうしても行けないときは、お休みすることがあってもいいと思います。
反対に、どれだけ泣いても、行ってもらわなければいけないときもあります。後ろ髪を引かれるとは思いますが、行ってしまえばこどもも楽しんでいると言い聞かせて送り出し、帰ってきたらいっぱいハグしてあげましょう。
貧血対策に鉄分を!
一時期、こどもたちが何となくギスギスした感じで、お互いイライラしていました。
いろいろと調べていると、鉄分が足りないとイライラしたり、集中力が低下したりという話が出てきました。
私も日々のギスギス感にかなり疲れていたので、モノは試しだと鉄分の多い食事(レバーや肉の赤味、貝類や小松菜、豆など)を意識して取り入れました。
また食事から取れていないなと思ったときには、鶏肝パウダーを食事に混ぜました。
すると、こどもたちが朝、機嫌が悪かったり、ぐずったりすることが減り、なんとなく穏やかに!
もちろん、こどもの成長のタイミングだったり、他の要因があるのかもしれませんし、こちらの気持ちの問題かもしれません。
けれど、効果を実感した身としては、一度試してみてもらいたいです。
おわりに
我が家では朝の時間、全てがスムーズにいくことは少ないです。
けれど、ルーティーンを決めて行なっていくことで、初めの頃よりは順調に登園・登校できるようになってきました。
朝からワンオペは大変で、イライラしてしまうこともあります。それは人間だから仕方ない!自分のキャパの中で、できる限りのことができれば良いのではないかと思います。
「完璧を目指さない」というのは、ワンオペに限らず、日々の生活で大切だと思っています。少しくらい朝ごはんを残しても大丈夫。歯磨きの時間がなければ、うがいをするだけでもOK!そんな風に、許容できる範囲を広げておくと、日々のイライラから少しは解放されると思います。
また、「頼れるものは頼る」というのも大切です。もちろん子育てをしているので責任はありますが、全て自分一人でやらなければいけないわけではありません。
洗い物や掃除・洗濯を家電にお任せしたり、頼れるならパートナーや父母、親戚などにSOSを出すことも必要だと思います。地域によりますが、朝の時間に利用できるシッターやファミサポもあるので、この日は頼んでしまおう!と割り切るのもひとつです。
一人で全て頑張らなくても大丈夫。
この記事も、朝の時間を少しでも楽にできるお手伝いになったらと思います。
