仕事帰りで疲れているときや、家事を集中してやってしまいたいときに限って「ママ~」と呼ばれること、多いですよね。
「待っててね~」と言い続けるのも罪悪感があるし、そうこうしている間に子どもの機嫌もどんどん悪化。そんなときは少しだけでも向き合ってあげるのが一番の近道だとはわかっていても、いつも余裕をもって対応できるわけではありません。
5歳児が「かまってほしい」と感じるのは、成長過程で自然なことです。独立心が芽生える一方で、親や大人に認められたい、愛されていると感じたいという気持ちが強くなるため、放っておかれていると感じるとますます「見て見て!」と、なりがちです。
そんなときに、少しでも集中して遊べるお気に入りのおもちゃがあると嬉しいですよね。
ゲーム機を渡すと長く楽しく遊べる年齢ですが、あまり長時間はやらせたくないのが本音。そこで今回は発達に合った、ゲーム機以外のおもちゃを挙げていきます。
夢中で遊べるおもちゃ10選
5歳児は、想像力や創造力が発達し、複雑でストーリー性のある遊びを楽しむようになります。一人遊びを通して自己表現や問題解決力が養われる大切な時期です。
細かいおもちゃに興味を持ち始める年齢は一般的に3~4歳ごろですが、5歳ごろになると、細部にこだわった作業ができるようになり、ミニチュアセットや模型作りなど、さらに精密な作業を楽しめます。「作る」だけでなく、完成したものを使った遊び(ごっこ遊びや創作ストーリー)も活発になります。
LEGOクラシック
だんだんレゴデュプロでは物足りなくなってくる時期です。デュプロよりも細かいクラシックでも、見本通りに作ったり、自分で工夫して組み立てたりして楽しめます。
東大にレゴサークルがあるのは有名ですが、勉強ができる人は小さい頃からレゴに親しんでいたことが多いようです。
初めはこの基本のセットがおすすめです。
お家を作るキットも、クラシックのサイズに慣れるのにちょうど良く、男女問わず人気です。

対象年齢は少し上なものが多いですが、手先が器用な子だとさらに小さいナノブロックにも挑戦できます。ただ、手伝ってもらいたいところも出てくるので、一人遊びの観点からはLEGOクラシックがちょうどよい大きさです。
ラキュー(LaQ)
ラキュー(LaQ)は日本発の知育玩具で、シンプルなパーツを組み合わせて多彩な形状を作れるブロックタイプのおもちゃです。7種類の基本パーツを使って、平面から立体まで幅広い作品を作ることができます。シンプルなパーツから複雑な形を作り出すプロセスが、想像力を育みます。
子どもでも楽しめる基本的な組み立て方法があり、慣れてきたら複雑なモデルにも挑戦でき、年齢に応じたステップアップが可能です。
耐久性も高く、幅広い年齢層に対応していて小学生や大人も楽しめる難易度の作品が作れるため、長期間使えるおもちゃです。
くみコロパーク
大人気の「すみっコぐらし」のプログラミング体験ができるおもちゃです。
どんなふうに玉が転がるかを考えてコースを作るので、初めは難しいですが、慣れるとどんどん大きなコースを作れるようになります。
ビー玉ではなく、すみっコぐらしのキャラクターが描いてある「まゆだま」を転がして遊びます。楕円形で、中におもりが入っているので転がり方が可愛いです。大きさもビー玉よりも大きく、万が一飲み込んでしまったとき用の窒息防止の穴も開いているので、小さい兄弟がいる場合も比較的安心です。


ドミノ
ドミノ遊びは、集中力・計画力・空間認識力を育むとともに、手先の器用さや創造力を高めることのできる遊びです。
はじめはなかなかうまくできませんが、慣れると長いコースや複雑なコースを一人で作って楽しめるようになります。完成させることで達成感や自己肯定感を得られ、問題解決力や忍耐力も養います。
複数人で遊ぶ場合、チームワークやコミュニケーション力も向上します。

お絵描きタブレット
似顔絵や動物、好きなキャラクターや乗り物など、いろいろなものが描けるようになってくるので、お絵描きもさらに楽しめるようになります。
絵だけでなく字にも興味をもち始め、自分でお手本を見ながら書くこともできるようになります。何度も書いたり消したりできるお絵描きタブレットは、字の練習にもおすすめです。
持ち運びにも便利なので、ちょっとした外出の際にも役立ちますよ。
折り紙
アイロンビーズ
ビーズ遊びも人気です。特に、時間を忘れて作ってしまうと人気なのがアイロンビーズ。お手本を参考にして作っても、自分で図柄を考えて作っても、どちらでも楽しめます。
5~6歳からの対象年齢のものが多いですが、パーラービーズは5歳からになっています。

初めてのアイロンビーズには、こちらのスターターセットがおすすめです。

学研 宮本算数教室の賢くなるロジカルパズル 道をつくる
ルールに従って、道を作ってゴールを目指すパズルです。試行錯誤しながら何度も挑戦し、できたときには達成感を味わうことができます。
論理的思考を磨くのにぴったりのおもちゃです。

鏡の反射を使ったバージョンもあり、こちらもおすすめです。

数字に強くなる知育シールブック
子どもはシールが大好き!こちらの本は、数字のついているシールを指定された場所に貼っていくことで絵を完成させることができます。
数字の理解が進んだり、手先を使うことで脳の発達にも役立ちます。

もっとやりたい!というときにはこちらもおすすめ。うちの長男も夢中になって取り組んでいました。

フライングボール
身体を使う系だとこちらがおすすめ。少し広めの場所が必要ですが、夢中になって遊べます。
遊び方にコツが要りますが、慣れると自分のところに戻ってきてくれるのが楽しく、ずっと遊んでいられます。

集中して遊べる環境とは
静かで快適な環境
テレビを消し、騒音などを避けて落ち着ける場所にします。照明や温度にも気を配ると、遊びに集中できます。
整理整頓
必要なものだけを出し、視覚的な刺激を減らします。また、必要なものはすぐに取り出せる場所に置くことで、集中を切らさず遊び続けられます。
時間の確保
十分に遊べる時間を与え、途中で中断しないようにすることで、集中力が養われます。
見守りの姿勢
声をかけすぎず、ゆっくり遊べる雰囲気を作りましょう。呼ばれたときにはすぐ応えることで、見守ってくれている安心感で更に集中できます。
おわりに
5歳頃になると、興味の対象が子どもによってかなり異なります。おもちゃも「みんなが好きだから」「人気だから」というだけでなく、その子の興味関心のあるものを選ぶことが大切です。
どんなおもちゃが好きか分からない、また、様々な分野に触れさせてあげたいというときには、おもちゃのサブスクを利用してみるのも良いと思います。
サブスクでは定期的に異なるジャンルのおもちゃが届くため、知育玩具、音楽関連、運動系のおもちゃなど、子どもが普段触れないような遊びに挑戦するきっかけになりますよ。
カタログなどからおもちゃを選ぶこともできますが、専門家が選んでくれたおもちゃも届くため、親の好みや先入観に左右されない選択肢が提供され、子ども自身が新しい興味を発見するチャンスになります。
おもちゃのサブスクにも様々あるので、迷ったときにはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
子どもも親も両方がハッピーになれる素敵なおもちゃとの出会いがありますように!
