非常勤講師をやってみた感想|収入・働き方・メリットデメリット

教員向け
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免許はあるけど、非常勤講師って実際どんな感じなのか、給料はしっかりもらえるのかなど、働くにあたっての心配は多いと思います。

この記事では、私が実際に経験して感じたリアルな感想を、収入・働き方・メリットデメリットの順にまとめていきます。

非常勤講師をやってみた感想

非常勤講師を始めたきっかけ

私は長男の産休まで、8年間小学校教諭として働き、産休・育休を取得後、離婚して居住地域が変わったのを機に退職しました。

時間的に、すぐに正規職員として働くことが難しかったため、まずは非常勤から始めました。

教壇に立つのは6年ぶりだったため、かなり緊張しました。

実際に働いて感じた第一印象

働いてまず感じたのは、正規の教員と比べると負担がかなり軽いということです。

私は病休になった先生の代わりに、理科の担当として授業に入りましたが、学級事務などがないため、授業に集中できました。

また、子どもの行事で休みたいときなどは、前もって打ち合わせをすることで振り替えなどもできるので、働きやすく感じました。

非常勤講師の収入はどのくらい?

月収・年収の目安

非常勤講師の報酬は「時給〇〇円」という形で支払われるのが一般的です。

私の場合1時間で3,000円ほど。

時給としては高く感じます。

ただし授業の準備や採点、報告書作成など、授業外の時間はほぼ無給であることが多く、実働を考えると決して高くないと感じました。

また、長期休暇中は授業がないため、月収が安定しにくいのも特徴です。

働き方と生活リズム

1日のスケジュールの例

8:30~     受け持っているコマに間に合うように出勤。

8:40~12:30  授業

12:30~13:30 休憩

13:30~15:00 授業

15:10     退勤

授業準備や会議など、授業以外の仕事

どのような契約で働くかにもよりますが、授業以外の仕事はありませんでした。

どうしても必要な、授業準備や成績をつけるなどの作業は、ほぼ無給で行っていました。

非常勤講師のメリット

非常勤講師は授業のみを受け持つため、校務分掌などの雑務を受け持たなくてもよいというメリットがあります。

会議に出席したり、担任を受け持ったりということもないため、その分負担も軽いです。

また、週何時間働きたい、午前のみの勤務がいいなど、様々な働き方を選べます。

週2回、4時間など、少ない時数からでも働くことができ、自由度が高いところもメリットです。

授業を通して子どもたちが成長していく姿を見る瞬間は、やりがいを感じることもできます。

非常勤講師のデメリット

デメリットとして大きいのは収入や待遇面の不安定さです

契約更新が年度ごとや、学期ごとなので、次の見通しが立たない時期は精神的に落ち着かないこともあります。

また、働く時数にもよりますが、基本的に社会保険に入れなかったり、ボーナスが出なかったりといことも多いです。


働き方は自由度が高いが、責任も伴う

非常勤講師はシフト制や週数日勤務など、柔軟な働き方ができるのが魅力です。私も他の仕事と掛け持ちしながら、週3日ほど担当していました。

ただ、時間の自由さの裏側には、授業の質を保つための自己管理が求められます。

教材研究や授業準備、生徒対応などは自分の裁量に任されるため、想像以上に準備時間を取られることもあります。

非常勤講師は「経験を積みたい人」におすすめ

非常勤講師は、決して楽な仕事ではありませんが、教育現場のリアルに触れられる貴重な経験でもあります。

「いつか教員として働きたい」「教えることを通してスキルを磨きたい」――そんな目的を持っている人には、非常勤講師という働き方は大きな一歩になると思います。

多くの自治体で、教員不足が叫ばれている現在、やってみようと思う方はぜひ、一歩を踏み出していただけたらと思います。

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