二人目以降の出産のとき、上のお子さんが小さい場合は、産前産後も何かと大変。里帰り出産をしたいと思うお母さんも多いと思います。でも、一日中上の子が家にいると、自分も家族も大変。
私は３人目の出産時、上の子が３歳、2歳で里帰り出産をすることにしました。でも一日中元気いっぱいのこどもたちが家にいると辛い。じゃあ実家近くの幼稚園に通わせてしまえばいいじゃないかと思い立ち、調べてみました。
（このとき、上2人は保育園に４月入園が決まっていました。）
ちなみにこのとき、子どもたちは二人とも住んでいる地域で、保育園が決まっていました。
結論から言うと「保育園に通っている場合には、他の保育園や幼稚園に二重在籍はできない」ということです。色々な葛藤があったのですが、結果として私は実家近くの幼稚園に入園させて、保育園を諦める選択をしました・・・。
居住地の保育園に籍を置いたまま、他の地域の幼稚園に通わせることはできるか
保育園は二重在籍禁止
保育園は厚生労働省管轄の家庭保育が困難な保護者のための「児童福祉施設」になります。「福祉サービス」の一環のため、保育園Aに通っている場合、保育園Bまたは、幼稚園に在籍することは法律上認められていません。
そのため、実家のそばの幼稚園に通いたい時には、
①保育園に籍を置いたまま（もちろん保育園にも保育料を払って）幼稚園には一時預かりで通わせる。
②保育園を退園して幼稚園に入園させる。
の二つしかありません。
長期休園する場合には「家庭保育可能」と見られて、保育園を退園しなければならなくなるケースもあります。（自治体や園によりますが、２ヶ月休むと退園になることが多いようです。）
保育園は必要な人のために空けなければいけないので仕方ないですが、通っている保育園の地域が激戦区だと再び入れる保証もないので迷いますね。
元々通っているのが保育園ではなく、幼稚園の場合は可能なこともある
幼稚園の場合は、二重在籍を認めている園もあります。特に私立の幼稚園は柔軟に対応してくれる場合が多いようです。
ただし、保育料については無償化の対象となるのは１つの園のみですので、二重在籍になる場合にはどちらか一方の園には保育料を支払わなければならないので注意が必要です。
居住地外の幼稚園に通わせるときの流れ
居住地外の場合は情報が少ないことが多く、実際に見に行くことも難しい場合もあります。ネットでの情報収集のあとは直接園に連絡して話を聞いてみたり、余裕があれば一度園の見学に行ったりできると安心です。通いたい園が決まった後は、大体次のような流れになります。
①気になる園に連絡して、定員に空きがあるかを確認する。
②必要な書類を受け取り、記入して提出する。
③住んでいる地域の市役所で、無償化についての書類をもらい、市役所または園に提出する。
④必要に応じて面談などを行う。
子ども園の場合、出産の際などは空きがあれば２号での入園が可能になる場合もあるので、早めに園に連絡してみることをお勧めします。
まとめ
元々保育園に通っている場合には、他の幼稚園や保育園に二重に在籍することはできないことがわかりました。保育園にすでに通っている子を連れて長期の里帰り出産をするのは、少しハードルが高いですね。
里帰り出産をするメリットや、保育園への入りやすさなどを考えてベストな選択ができると良いですね。
