ピアノが子どもの発達に良いことは広く知られています。
左右の手で別々の動きをするので脳の発達が促されたり、様々な曲を聴いて感性が磨かれたりするので、子どもの習い事としてもよく薦められています。
我が家の長男はピアノを実際に習ってみて、音楽への興味が深まり、確実にピアノの腕も上がっているので、習わせてよかったなと思っています。
今回は習っているカワイ音楽教室の体験レッスンや実際の様子などについてレポートします。
ピアノを習おうと思った経緯
長男は2歳ごろからおもちゃのピアノが大好きで、よく遊んでいました。そして3歳になった頃から、ピアノを習いたいと言い出しました。
続けて練習できるのか、習うことでピアノが嫌いになってしまわないか、など考えてしばらく様子をみていたのですが、熱が冷めないため、4歳になる月から家の近所にあったカワイ音楽教室に通ってみることにしました。
今回はお試しレッスンのことや、実際習ってみての感想などを書きたいと思います。
ちなみに長男お気に入りのおもちゃのピアノはこちら。
ガイドがついていたり、楽譜も見やすかったり、鍵盤の数も多く弾ける曲が多かったりとお気に入りでした。(こちらはヤマハです・・・)
こちらのミニピアノも大好きで、妹と奪い合って弾いていました。音程がずれていないので、正しい音の感覚が身につきます。
体験!お試しレッスン
年少の誕生月から習いたいと思いカワイ音楽教室に問い合わせて、おすすめされたコースがこちら。
個人レッスンの「4歳からの子どもピアノコース」です。
申し込みのときはギリギリ3歳でしたが、すぐに4歳になるので、4歳からのコースで大丈夫とのことでした。
ちょうど春特キャンペーン中で、お試し個人レッスンの受講料(3回レッスン)の、通常7,700円〜が半額の3,850円〜になっていました。入会はほぼ決めていたのですが、試しにこちらのお試しレッスンを受けてみることにしました。
カワイのサイトから直接教室へ連絡できるようになっており、そこから申し込みをします。
現在空きのある時間帯・先生が紹介されて、その中から選んだ時間帯に教えてもらいます。
レッスンが気に入ってそのまま入会する場合は、その枠でレッスンを継続することになるので、その後通いやすい時間がおすすめです。
もちろん、時間帯など変更したいときも、担当の先生に伝えると対応してくれます。
レッスン内容
お試しレッスン
今回は4歳誕生日の数日前からお試しレッスン開始だったので、「4歳からの子どもピアノコース」の枠でのレッスンです。
「3歳ソルフェージュ」のクラスもあるのですが、こちらはピアノの前段階の音を楽しんで、音楽に親しむことがメインのようです。入るコースは月齢によって融通がききそうでした。
いよいよお試しレッスンです。
「サウンドツリー1A」(ピアノの最初の教材)の最初の方のみを白黒印刷して冊子にしたお試し教材がもらえ、それに沿ってレッスンが進んでいきます。
初めはピアノに慣れるところから。
ピアノの鍵盤の重さを感じたり、左右どちらが高い音かを感覚的に学んだりできるようなカリキュラムです。
こどもはすごく楽しんでレッスンを受けていました。
入会後のレッスン
特に問題なかったので、そのまま入会をお願いひました。入会後も、特にレッスン内容に大きな変更はありません。
「サウンドツリー1A」の楽譜とCD、ワークを主に使います。
途中からバーナム(特にこどものピアノ教育において、基礎をしっかりと築くための教材)も取り入れて、練習しています。
担当の先生
カワイ音楽教室は、個人レッスンの教室と違い、先生の都合などで担当の先生が変更になることがあります。
長男の場合は始めて1年で担当の先生がご結婚による転勤で交代、更に交代された先生が1年後に産休育休に伴いもう一度先生が交代になりました。2年間で3人目なので、少し交代が多いなという印象はあります。
けれど、隣の部屋で同じ時間にレッスンされている先生は2年間ずっと変わらないので、こればかりは運もあると思います。
どの先生も素敵な方だったので、継続して見えもらえたら嬉しかったなとは思いますが、いろいろな先生に教えてもらえるのも、こどもにとっては経験になります。
万一、先生が合わない場合は、レッスンの曜日や時間を変更することもできるので、そういう意味ではたくさんの選択肢があるのもいいことかなと思います。
月謝
月謝は地域によってばらつきがあるようです。
あくまでも現在の長男の場合ですが、下記のようになっています。
支払い方法は、登録した口座からの引き落としです。

思ったよりもテキストが終わるのが早く、着々とレッスン料も上がっています・・・。
発表会
年に1回、夏に大きなホールでの発表会があります。
曲は先生にお任せもできますし、「これが弾きたい!」という曲があれば、楽譜を探してもらえます。
4月ごろに曲を決めて練習を始め、他の練習曲と並行して練習を進めていくので、普段よりも長く難しい曲に挑戦するチャンスです。
本番はこどもよりも親の方が緊張していた気がします・・・!
初めは不安そうだった長男も、一度出てみると頑張った成果を聞いてもらえるのが嬉しかったようで、今回2度目の発表会はとても意欲的に取り組んでいます。
大勢の前で何かを発表するチャンスはなかなかないので、いい経験になっているのではないかと思います。
グレードテスト
しばらく習っていると「グレードテスト」を受けることを提案されます。
グレードテストとは音楽の学習課程をレベル分けし、各レベルの達成度を測るための音楽能力検定のことです。
受けるメリットは
・音楽学習の目標を明確にし、継続的な練習を促せること
・人前で演奏し自信を育むこと
・音楽能力が客観的に評価されることで、自身の成長を確認できること
・グレードテストを目指すことで、学習へのモチベーションを維持できること
などです。
長男は初めの頃、人前で演奏することに抵抗があったので、とりあえずは受けないことにしました。
これは強制ではないので各ご家庭で参加の可否を決められます。先生にもよると思いますが、しつこく勧められることもありませんでした。
16級から始まり、はじめのうちは課題曲はテキスト「サウンドツリー」の中から決められています。6級以上になると指導者レベルになります。
我が家の長男はグレードテストがなくてもモチベーションを保って練習しているので、今は特に受けることを考えていません。
今後、本人がやりたいと言い出したら、受けるのも良いかなと思っています。
おわりに
こどもに、何か得意なことを見つけてもらいたい、好きなことを続ける良さを知ってもらいたいなど、習い事を始める理由は様々あると思います。
中でも、子どもの「楽しい!好き!」という気持ちはぐんぐん伸ばしてあげたいですよね。
今回のレポが、ピアノを習おうかどうしようか迷っている方の参考になったら嬉しいです。
ちなみに、長女はあまりピアノに興味がなく、毎日練習するのも嫌だと言っているのでピアノを習う予定はありません。
そのうち、ダンスやトランポリン、チアなどを見に行って、興味があるものを選ぼうと話しています!
一人一人に合った習い事で、子どもたちの「好き!」が伸びるといいですね。
