学校では一人一台のパソコンやタブレットが導入され、調べ学習やスライド作り、ドキュメントの制作などに使う機会が増えています。
そのため、
「タイピングが遅くて授業内容が間に合わない」
「文章は考えられるのに、入力が間に合わなくて資料作りが終わらない」
という子どもも少なくありません。
実際に学校現場でも、タイピングが得意な子は、調べ学習やプレゼンテーションをスムーズに進められる場面を何度も見てきました。
では、タイピングはどうすれば速くなるのでしょうか。
この記事では、小学校教員として感じた「本当に効果があった練習法」を紹介します。
タイピングが速くならない子の共通点
学校で見ていると、タイピングが苦手な子には共通点があります。
ローマ字が覚えられない
現在のカリキュラムでは小学校3年生でローマ字を学習します。
しかし、そこでローマ字をしっかりと覚えることができないままでいると、タイピング以前のところで躓いてしまいます。
ローマ字が苦手だなと思っている場合は、早めに日々の学習で復習することをお勧めします。
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キーボードを見ながら打っている
一文字ずつ探しているため、とても時間がかかります。
入力内容を考える時間ではなく、「キーを探す時間」が長くなってしまいます。
人差し指だけで打っている
いわゆる「一本打ち」です。
最初は打てますが、文章が長くなると限界があります。
中には一本打ちですごいスピードを出す子もいますが、今後のことを考えると正しい打ち方の方が良いだろうと思います。
速さばかり気にしている
「速く打とう」とすると、ミスが増えます。
結果的に打ち直しが増え、かえって遅くなることが多いです。
タイピングが速くなる6つの練習法
① ローマ字を覚える
ローマ字が曖昧だといつまでたってもタイピングは上達しません。
まずはしっかりとローマ字を頭に入れましょう。
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② ホームポジションを覚える
一番大切なのはここです。
ホームポジションを覚えるだけで、キーを探す時間が大きく減ります。
最初が肝心です。
まずは遅くても良いので、正しい指で打つことを優先しましょう。
練習に一番おすすめなのは「Playgram Typing」です。
無料のタイピングサイトで、ゲーム感覚で自然にホームポジションが身につきます。

③ 毎日10分だけ続ける
一度に1時間練習するより、毎日10分の練習の方が効果があります。
学校でも毎日少しずつ練習している子は、数か月でかなり速くなります。
学校の休み時間に練習しても良い場合もありますし、規則でダメな場合は家庭で10分間だけ続けてみてください。
④ 速さより正確さを意識する
タイピングでは速さより正確さが重要です。
間違えて打ち直す時間を考えると、ゆっくりでも正確な方が結果的に速くなります。
間違えずに打つ練習をぜひ行ってください。
⑤ 好きな内容で練習する
子どもは「練習」だけでは飽きます。
好きなゲーム
好きなアニメ
好きなスポーツ
などのお題で練習すると長続きします。
無料のタイピングサイト「マイタイピング」は、お題の種類が非常に豊富なのでおすすめです。
⑥ 学校以外でもパソコンに触れる
学校だけでは練習する機会がなかなかありません。
週に2〜3回でも家庭でタイピング練習をすると、上達スピードは大きく変わります。
タイピングに苦手意識がある場合は特に、練習をお勧めします。
学校で見ていて感じた「伸びる子」の特徴
私が学校で見ていて感じたのは、タイピングが速い子は、特別な才能があるわけではないということです。
伸びる子に共通しているのは、
- 毎日少しだけ練習している
- 正しい指使いを意識している
- パソコンを使うことを楽しんでいる
この3つでした。
逆に、「ゲームだけ遊ぶ」「速さだけ競う」子は意外と伸びません。
おすすめの無料タイピング練習サイト
初めてならPlaygram、慣れたら寿司打、速度アップならe-typingがおすすめです。
こちらの記事も是非参考にしてください。

やってはいけない練習法
最初から寿司打だけやる
有名な無料のタイピング練習サイト「寿司打」は速度アップには最適ですが、ホームポジションを覚える教材ではありません。
初心者はまず基礎から始めましょう。
長時間続ける
集中力は長く続きません。
10〜15分程度を毎日続ける方が効果的です。
私が学校で見てきた中でも、タイピングが速い子は「毎日5〜10分でも続けている子」がほとんどでした。
一方で、週末に1時間だけ練習する子はなかなか定着しません。
細かく注意しすぎる
保護者が間違いを指摘し続けると、子どもはタイピング自体が嫌になってしまいます。
まずは「続けること」を大切にしましょう。
いきなりブラインドタッチを目指す
初心者は「画面だけ見ろ」と言われると逆に嫌になります。
最初は「キーを見てもいいから正しい指くらいで十分です。
よくある質問
タイピングは何年生から始める?
ローマ字を習う小学3年生頃から始めるとスムーズです。
低学年でも、ゲーム感覚でキーの位置に慣れることはできます。
小1長男はまだローマ字も分かっていませんが、試しに練習してみたところ、キーの場所を覚えるゲームのような感覚で楽しんでいました。
タブレットでも練習できる?
できます。
ただし、キーボード操作を身につけるなら、ノートパソコンや外付けキーボードの方がおすすめです。
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ブラインドタッチは必要?
小学生のうちから完璧にできる必要はありません。
ただし、キーボードを見続けずに入力できるようになると、学習効率は大きく上がります。
まとめ
タイピングは、今後の学校生活で必要になる基本的なスキルの一つです。
一気に速くする方法はありませんが、
- ホームポジションを覚える
- 毎日10分続ける
- 正確さを意識する
この3つを続けるだけでも、少しずつ入力速度は上がっていきます。
タイピングが速い子は、Googleスライド、作文、調べ学習、プログラミングなど、
パソコンを使う学習全体がスムーズになります。
一方で、入力に時間がかかる子は、考える時間まで減ってしまうことがあります。
だからこそ、小学生のうちから少しずつ練習しておく価値があります。
「タイピングが苦手だから」と避けるのではなく、まずは子どもが楽しめるサイトから始めてみましょう。




